癖毛と血流を同時に改善する切らないカットとは
- 山本 真弓

- 11月6日
- 読了時間: 8分
更新日:7 日前
【定義】髪や身体の不調の原因
髪や身体の不調の原因は、西洋医学と東洋医学で定義が異なります。
西洋的理論
体に入れたものが毛細血管を通して体表(※)に現れる。
※体表:皮膚、毛髪、頭皮、フケ、かゆみ、過剰皮脂、乾燥、
痛み、浮腫、炎症、虫歯、口臭、体臭等、
視覚、聴覚、臭覚、触覚、味覚で自覚できる部位や物質
東洋的理論
不調の本質的原因は、身体を構成する「気血水」の乱れ。
気:血管
血:血液
水:体液
これらの定義に基づく、美's DNA™の「切らないカット」は、西洋と東洋の双方の技術を包括する手技を指し、ハサミの技術的効果ではありません。

例えば、頭皮に皮脂が詰まり、癖や髪痩せが起こり、ボリュームがでないとします。
この場合の主な西洋的措置は、シャンプー、トリートメント等の化学製品や、製品効果を促進するマッサージおよび機器等。
東洋的措置の主なものは、鍼、灸、ツボ押し、漢方、生薬等。
双方の違いは、対処的改善か、根本的改善かです。
癖毛と血流を同時に改善する切らないカットとは
癖毛と血流を同時に改善する切らないカットとは、西洋的定義と東洋的定義を包括した手技で、鍼効果のあるカット技術のことをいいます。
そのため、美容経絡サロンと名付けました。
美容:西洋医学の定義
経絡:東洋医学の定義
サロン:ヘアサロンの略
具体的には、施術効果を上げるために、経絡(血管)にある無数の経穴(ツボ)を反応させ、全身の血流改善を行い、毛髪、頭皮、肌、血管の受け入れ体制を最初に整えます。

気:血管
血:血液
水:体液
これら3つのうち、経絡は血管と同義です。
「原因は気血水(血管・血液・体液)の乱れ」という東洋医学の考え方で言えば、それらを改善するために使う道具は、広義では金属や手指になります。
金属ですから、特に鍼でなくても、縫い針でも、釘でも、画びょうでも代用でき、極端に言えば、やかん、フライパン、チタンやテラヘルツ(鉱石)等の「かっさ」でも可能です。

ですが、金属を直接皮膚に当てることは、リクスもあります。
刺激でシミを増やしたり、皮膚の弱い人が摩擦で炎症を起こす可能性はゼロとは言えません。
そのため、美's DNA™は、美容シザーを鍼の用途で使いますが、直接頭皮に触れず、経穴を反応させるスキルを有し12年、14,000件以上の実績があります。
こうして「切らないカット」は、鍼効果のあるカット技術として認知されるようになりました。
新しい毛髪が生えるまでの対処的改善
「癖毛カット」「髪質改善カット」という言葉をよく耳にされるのではないでしょうか?
これらは、新しい毛髪が生えてくるまでの対処的改善と言われます。
美's DNA™の「切らないカット」も理論上はそれらと同じです。
対処的改善のメリット
製品の使用効果で皮脂詰まりが解消され、ボリュームアップが可能。
対処的改善のデメリット
紫外線老化による白髪や癖まで改善できないため、コーティングトリートメント、オイル、アイロン等、さらなる対処法が必要。
そのため、どれだけ時間やコストを費やしても、白髪や癖はまた生えてくる「イタチごっこ」が、対処的改善の最大のデメリットです。
結局、どんなに優れた薬剤やヘアケア剤も、「美しい髪」を生やすことはできないのです。
本来、外から塗布する化学物質は、角質層までしか届かず、塗布した化学成分は毛髪に残り続け、痛みや根詰まりの原因を作ります。
「痛みを解決するために、痛むことをしている」のが、今の美容師業界です。
高級化粧品さえ角質層止まりであることが、今日の対処的改善の限界なのです。
美容整形も老化まで防げないため、たるんだ皮膚を切ってもまたたるんできます。
美's DNA™の「切らないカット」も確かに、ハサミ(金属)で髪を梳かすように撫でたり、擦ることで摩擦(熱エネルギー)を利用し、血行促進、頭皮の皮脂詰まり解消、毛流補正ができます。
その結果、生え癖やボリューム、手触りやツヤが(薬剤なしで)数週間改善できます。
なぜこのような現象が起きるかと言うと、体は、陽子、陽子を変化させる「中性子と電子」で構成されるため、金属が発する熱エネルギーを吸収するためです。
先程、やかんでもフライパンでも可能だと申し上げた理由もここにあります。
遠赤外線の電気治療と理屈は同じです。
波長が似ているとか難しいことは抜きにして、大雑把に言えば、熱エネルギーが人体に吸収されるという単純明快な理屈ですね。
ですから、対処的改善で言えば、美's DNA™も先の癖毛カットや、髪質改善カットと持続的な価値は変わりません。
また、継続することで毛の流れに新しい習慣ができるため、施術頻度が減る点も同じです。
違いと言えば、同業者の癖毛カットや髪質改善カットは、専用のハサミがあるようですが、美's DNA™は美容師が普段使うハサミで代用でき、また、頭皮に触れないことくらいです。
美しい髪が生える根本的改善
では、根本的な違いは何か?ということになります。
それは、「新しく生える髪の美しさ」が全く違います。
「なぜ、美しい髪が生えてくるのか?」は、毛髪との摩擦によってハサミから出る熱エネルギーが、経穴(ツボ)に命中するためです。
そうなるスキルを持ち合わせています。
対処的改善との最たる違いも、この「美しい髪が生える根本的改善」です。
美's DNA™が行う根本的改善は、鍼と同じように毛細血管の中の経穴を直接捉えます。
全身の経穴同士はつながっているため、紫外線等の外因で損傷し、自己修正できなかった変異DNAまで到達します。
遠赤外線治療で言い換えれば、
血流改善と代謝が向上→
筋肉や関節の痛みの緩和→
熱を好む免疫細胞が活性化→
免疫機能が向上→
変異したDNAの恒常性
(元に戻る潜在能力)が復活します。
いえ、正確に言えば、逆です。
毛細血管の経穴を直接捉え→
変異DNAまで到達し→
再生能力が上がり→
免疫機能が向上して→
免疫細胞が活性化し→
筋肉や関節の痛みを和らげ→
血流改善と代謝が向上→
疲労回復が早い(結論)。
だから、遠赤外線治療がいらない・・・という真逆のプロセスが根本的改善です。
毛髪技術で言えば、髪質改善や縮毛矯正が無用になるということです。

体質改善に熱エネルギーが重要であることは、遠赤外線治療も経絡療法も同じです。
このように、「作用する深さ」こそ、対処的改善との大きな違いであり、一時的な血行促進ではなく、血流自体を解決するのが根本的改善です。
西洋医学の定義、「体に入ったものが毛細血管を通して体表に現れる」で言えば、血流を解決することで毛細血管を一掃します。
先に申し上げた「西洋と東洋を包括した手技」がこれにあたります。
毛細血管が一掃されれば、毛細血管を通して生える毛髪も当然、髪質自体が変わります。
勝てない強敵
しかし、この根本的改善策をもってしても、どうしても勝てない強敵がいます。
それが「生活習慣」と、「ストレス」です。
食事であれば、口に入れる順番を、野菜→汁物→魚や魚介、もしくは肉→ご飯、にするだけでも糖質の吸収を抑制できます。
お茶は、食事中より、食前もしくは食後のほうが唾液の分泌が増え、口中の毛細血管に細菌が入りにくく、口臭や虫歯だけでなく心疾患予防につながります。
また、体内生産できない、必要量を満たせない有機質を積極的に摂取することも大切です。
手先、足先、頭、口は、多くの毛細血管が通っている割に、守ってくれる脂肪が少ないため、いろんな悪影響を受けやすいです。
「ストレス」は、性格や環境の違いこそあれ、幸せを自負する人にも潜在しています。
ストレスのない人はいません。
そのため、根本的改善に最も重要なことは、お客さまと私たちの二人三脚であり、自宅体験と店頭体験の調和による共創なのです。
まとめ
1.【定義】髪や身体の不調の原因
西洋的理論
体に入れたものが毛細血管を通して体表に現れる。
東洋的理論
不調の本質的原因は、身体を構成する「気血水」の乱れ。
2.癖毛と血流を同時に改善する切らないカットとは
西洋と東洋の「髪と身体の不調の原因」を包括した理論(原因は毛細血管の中)に基づいた、鍼効果のあるカット技術。
3.新しい毛髪が生えるまでの対処的改善
特徴:髪を切らず、毛髪とハサミの摩擦で毛流れを補正し血行を促進する。
メリット:生え癖やボリューム、手触りやツヤが(薬剤なしで)数週間改善できる。
継続することで毛の流れに新しい習慣が生まれるため、施術頻度が減少する。
デメリット:白髪や髪質まで根本的に改善できないため、新しく生える髪は、外因による老化度合いに比例して退化する。(損傷したDNAを自己修復できず蓄積されていく/大塚製薬)
4.美しい髪が生える根本的改善
特徴:毛細血管の中の経穴を直接捉えるほど深く作用する手技で経穴の連動を起こし、外因で損傷し自己修正できなかった変異DNAまで到達し、血流そのものを変える。
メリット:血流自体が解決するため、毛細血管の質が一掃されることで髪質も体質も変わる。
デメリット:生活習慣、ストレスに勝てない。




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